漢検3級
斥
セキ
異体字
小篆
斤
+
②
説文解字は左下の異体字のみを掲げる。甲骨文・金文も伝わらず、斥の成り立ちははっきりしないが、字統は象形、漢字源は会意とし、ともに「斤(おの)でたたき割ること」を表すとする。
異体字について、説文解字は形声とし、意味は「卻屋」だという。これを漢辞海や段玉裁の注は「家をおしひろげる」と解するが、字統は「屋より卻(しりぞ)く」意味だとする。
「排斥」や「斥候」の語で使われるが、意味の振れ幅が大きい字である。
・斤部1画。
斥を部品とする字:
訴
ただし、訴の正字の旁について、
と
の両説がある。